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患者さん由来iPS細胞でアルツハイマー病の病態を解明

  岩田修永教授(長崎大学薬学部/JST CREST)らの研究グループは、井上治久准教授、山中伸弥教授(京都大学CiRA/JST山中iPS細胞特別プロジェクト)らの研究グループと協力し、複数のアルツハイマー病(AD)の患者さんごとに存在する病態を明らかにして、iPS細胞を用いた先制医療への道筋を示しました。

  研究グループは、アルツハイマー病患者さんのiPS細胞を用いて若年発症型および高齢発症型の病態をモデル化し、どちらも共通にアミロイドベータ(Aβ)というタンパク質が細胞内に蓄積するというタイプがあることを解明しました。また、細胞内に蓄積したAβは凝集物(Aβオリゴマー)となり、細胞内ストレス、細胞の脆弱化を引き起こすということ、この病態は、Aβ産生阻害剤(BSI)もしくはドコサヘキサエン酸(DHA)投与により軽減するということも突き止めました。

  これらの研究結果は、iPS細胞技術による疾患の病態解明および創薬研究に加え、「病態を予め予測し、適切な治療を提供する先制医療」への道筋を示すことに繋がりました。

  この共同研究において長崎大学は、アルツハイマー病研究の専門家として「実験デザイン」、「iPS細胞から分化誘導した神経系細胞のAβ代謝の解析」、「データの解析と評価」、「論文の構成と執筆」等の役割を果たしました。

  この研究成果は2013年2月21日(米国東部時間)に米国科学誌「Cell Stem Cell」のオンライン版に掲載されました。

京都大学と共同で行ったプレスリリース(PDF/1MB)