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熱帯医学研究所の中前早百合特任研究員が第91回日本寄生虫学会大会においてベストプレゼンテーション賞を受賞

熱帯医学研究所の中前早百合特任研究員(免疫病態制御学)が第91回日本寄生虫学会大会(2022年5月28日~29日、北海道帯広市)にてベストプレゼンテーション賞を受賞しました。
受賞対象となった発表は、「mRNA含有脂質ナノ粒子を用いた肝細胞期マラリアワクチンの開発」―Development of liver-stage malaria vaccine using mRNA contained lipid nanoparticles―と題するものです。

<受賞対象となった研究の概要>
マラリアは世界三大感染症のひとつに数えられる熱性疾患です。ワクチンとしては、昨年、グラクソ?スミスクライン社のモスキリックスが、WHOより初めて推奨されましたが、その効果は中等度に留まるため、より強力なワクチンの開発が急務となっています。
肝臓は、体内に侵入したマラリア原虫の最初の標的臓器です。また、これまでのワクチン研究の多くは、抗体(液性免疫)誘導に重きを置いていましたが、肝臓での細胞性免疫応答が感染防御に重要であることが分かっています。

本研究では、mRNA含有脂質ナノ粒子を用いてマウスに免疫し、肝臓での細胞性免疫誘導及び感染防御効果を評価しました。結果として、肝臓で強い抗原特異的細胞性免疫を誘導し、原虫抗原の免疫でマラリアに対する強い感染防御効果を示すことに成功しました。
本研究の成果は、mRNA含有脂質ナノ粒子のマラリアワクチンへの臨床応用の可能性を示唆するものです。現在、我々はこの手法を用いて新規マラリア抗原を探索しております。
今回、現所属であるシオノギグローバル感染症連携部門?免疫病態制御学分野で行った本研究の成果を発表し、発表内容および質疑応答に関して高い評価を受け、受賞に至りました。