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最高糖度9.6度!教育学部鎌田英一郎准教授の高糖度トマト栽培講座

大学農場で栽培したトマトの収穫

 6月28日(水)、長崎大学教育学部の鎌田 英一郎 准教授が公開講座「地域の農業から学ぶ栽培技術-高糖度トマトとその作り方-(第3回)」を開催しました。
 この講座では、近年注目を集めている「高糖度トマト」の栽培方法を、実践を通じて学びながら、日常の食卓に並ぶ農産物への理解を深めます。(全3回)

 第1回講座は、「トマトの基礎知識と農業見学」をテーマにスタート。トマトの原産地を当てるクイズに挑戦し、原産地の環境と良質なトマトの育成の関係について学びました。その後、東彼杵郡川棚町の農園に生産現場を見学に行きました。

 第2回は、鎌田准教授からトマトの栽培方法や土や肥料の選び方についての講義を受けました。その後、長崎大学文教キャンパス内の農場(教育学部附属農場)に移動、プランターを使用してトマトの植え付けを実践しました。参加者同士が協力し合いながら、和やかな雰囲気の中で作業は進んでいきました。参加者には苗が2つずつ配布され、1つは大学の農場で栽培し、もう1つは自宅で栽培することになりました。

 第3回(最終回)では、鎌田准教授が農場で栽培したトマトの成長過程を5?10日ごとの写真を交えて紹介し、今年の気象に合わせた栽培と管理のポイントについて講義が行われました。次に、参加者が自宅で栽培したトマトについて、各自スライドを用いて発表。自宅での栽培環境や水やりの頻度に加え、諸事情で1週間管理できなかった場合でも、その間に成長し花が咲いていたなど、エピソードを交えながら、トマトの成長過程を丁寧に説明しました。 その後、農場へ移動し、トマトを収穫。赤く熟したトマトを手にした参加者からは、安堵の笑みが見られました。そして、いよいよ糖度の計測です。 
 まず、市販トマトの糖度を計測したところ、4.4度でした。農場と自宅で収穫したトマトは、この糖度を超えることができるのか、緊張の瞬間でした。今回の最高糖度となる9.6度が確認されると、拍手が沸き起こりました。最後に収穫したトマトを使ってピザ作りを体験。栽培したトマトに、参加者の自宅で採れた野菜を加え、さらに県内産のチーズやソーセージなど、具材は長崎県産にこだわった本格的なピザが作られました。焼き立てのピザを口にすると、「美味しい」「トマトが甘い」などの声が次々と聞こえてきました。

 参加者の一人は、「トマト栽培は初めてでしたが、参加者同士で協力し情報交換をしながら栽培ができて良かったです」と、この講座でのトマト栽培を振り返りました。
鎌田准教授は、「自宅での栽培についても発表いただくなど、皆さんと一緒にトマトと向き合いながら栽培できたのが一番の収穫でした。トマト栽培の面白さは、水やりの方法によって甘さや収穫量が変わることです。栽培する人の手のかけ方が結果に直結しやすいのです」と、公開講座の総評とトマト栽培の魅力を語りました。

自宅で栽培したトマトの様子を発表

収穫したトマトの糖度測定


収穫したトマトをピザ生地にトッピング


焼き上がった高糖度トマトと県内産モッツァレラチーズ、野菜のピザ

 次回は後期の公開講座で、長崎の豊かな食文化と風土に根ざした伝統野菜の栽培に焦点を当てます。地域の農業に興味のある方、食品生産や持続可能な農業に関心のある方々、初心者から上級者まで、どなたでも参加できます。詳細情報は、生涯教育センターHPをご覧ください。皆様のお申込みをお待ちしております。

?生涯教育センターHP 
https://www.chiikiedc.nagasaki-u.ac.jp/