経済学部の南森茂太准教授が、第１２回名古屋大学水田賞を受賞
～研究テーマ　神田孝平の政治?経済思想における「民」～

　経済学部の南森茂太准教授が、第１２回名古屋大学水田賞を受賞しました。
この賞は、水田洋名古屋大学名誉教授からの寄附の意思に基づき、人文?社会科学（思想学）の分野で将来の発展が期待できる優れた研究能力を有する若手研究者を顕彰し、その研究意欲を高め、研究の発展を支援するものです。
　南森准教授は、日本経済史?日本経済思想史を専門に研究をしており、幕末から明治初期にかけて活躍した思想家、神田孝平(1830－98)に関して、著書（『「民」を重んじた思想家 神田孝平──異色の官僚が構想した、もう一つの明治日本──』九州大学出版会，2021年）にまとめました。
　今回の受賞では、著書を含む一連の研究で神田孝平を再評価したことに加え、その民衆像の特質と意義を問題提起したことによって、今後の近代日本思想史研究の発展に大きく貢献することを期待されることが評価されました。2024年3月15日(金)に名古屋大学において表彰式が行われました。

左：杉山　直 名古屋大学総長、右：南森茂太准教授

南森准教授は、上記の著書で2023年5月に日本経済思想史学会主催の「日本経済思想史学会賞 (奨励賞)」を受賞されています。　
?https://www.econ.nagasaki-u.ac.jp/news/2023/06/2023.06.13a.html

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