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「がん治療の革新的な免疫療法の開発に向けて」株式会社SCMバイオメディカに長崎大学発ベンチャーの称号を授与

 2024年3月14日(木)、文教キャンパスで長崎大学発ベンチャー称号授与式を執り行い、株式会社SCMバイオメディカに長崎大学発ベンチャー第7号となる称号を授与しました。
 本学では、2022年度に「長崎大学における長崎大学発ベンチャー称号授与に関する規定」を制定し、研究成果や人的資源等を活用して起業したベンチャー企業に対し、研究成果の社会実装促進やイノベーション創出を支援する目的で「長崎大学発ベンチャー」の称号を授与しています。

 株式会社SCMバイオメディカは、長崎大学の先端創薬イノベーションセンター長である田中義正教授を中心とした研究グループが、本学の研究成果として、がんに対するSCM療法と呼ばれる治療薬を開発し、その知的財産を事業化するために2023年10月に設立した企業です。
 このSCM療法は、今後のがん治療における大きな転換点となり得る革新的な免疫療法です。
具体的には「新規PD-1免疫チェックポイント阻害剤併用療法」という免疫療法になります。この療法は、既存の「免疫チェックポイント阻害剤単独療法」よりも、がんの奏功率(薬物療法の効果があった割合)が高く、副作用が少ないという特徴を持ちます。
 また、長崎大学病院は昨年、臨床研究中核病院(※)に指定され、大学発の医療シーズを医師主導型治験へと展開し、事業化することが求められています。その中で大学発の医療ベンチャーが果たす役割は極めて重要です。

 授与式では永安武学長が「地域に根差した産業を創出するうえで、株式会社SCMバイオメディカが長崎県における医療系ベンチャー創出の発端となるということに、期待しています」と述べ、田中義正教授に称号記を授与しました。

※臨床研究中核病院…日本発の革新的な医薬品や医療機器の開発に必要となる質の高い臨床研究や治験を推進するための中心的役割を担う病院